今日師匠のところで手伝いをさせていただきながらテレビを流し見していたら
タイトルを忘れましたが、NHKかなんかで、偉人の言葉を英語で学ぶという番組があって
今日は昔の有名な(?)料理人のお話が流れていました。
その料理人が料理を作るときに心がけていることとして
「その料理を食べてくれる人が何を求めているのか」を想像する。
というような内容だったと思います。
ああ、なるほどなぁと思いました。
この人の料理の分野や、私の居る整体の世界だけではなく、
他のあらゆる業種にも当てはまることだと思います。
今相手が何を求めているのか
ただ単純になすべきことをなすだけではなく、
今私がなした仕事、このアプローチに対して相手がどう感じているのか
これらを感じ取る感性を持つことは非常に大事なことだと思います。
同じ仕事、同じ内容、同じ効果を生み出すものを相手のかたに提供したつもりでいても
それが 『仕事だと』 『義務だと』 割り切って行った場合と、
相手に喜んでもらうことを目標として行った場合とでは、
その物理的な効果以外のところで相手に伝わるものが違ってきます。
また、相手の立場に立った仕事をした時には、より繊細な調整が加わり、
その微妙な違いは必ず相手に伝わるものだと思います。
そして、そういう姿勢でものごとに取り組む人は
「どうすればもっと喜んでもらえるだろうか」という視点で常に考えているために
自分の仕事に磨きがかかります。
こういう視点や考えを持つ人の仕事は、そうでない人と比べて
ひと味違った仕事ができていることだと思います。
真に有用な人材というものはそういうものだと感じた今日のNHKでした。