ちなみに大神神社は薬の神様として有名です。
狭井神社の右手から入ることのできる御神体の山へ登らせていただいたのですが、侮ってました。
ジーパンで登ったのは後悔しましたね。がっちり半袖半パン運動靴で行くのが正解でした。
姉と一緒に登ったのですが、姉曰く「高野山の2/3くらいかな?」と。
もっと早く言えと。
無事頂上のお宮さんに御参りをして、降っているときに、話の流れで姉が「あんたはいつも前向きやなぁ」と言うので、「俺はいつも神様に守られてると思ってる、だからしんどい出来事にも何か意味があると思う」と、そういうような答えをました。
たとえ話として、昔読んだことのある「ある男と神様のお話」をうる覚えで聞かせました。
帰ってきてから、その元の話がどんなだったかと思って改めてググって見たらありました。
「こころのチキンスープ(2)生きることは愛すること 」に収められている作者不明のお話です。
「足あと」 作者不明
ある夜、男は夢を見ました。
夢の中で神様と一緒に小高い丘に立ち、
これまでの自分の人生が頭上の空に映し出されるのを見ていました。
男は神様と一緒に海辺を歩いています。
砂浜にはいつも二人分の足あとが残っていました。
ひとつは自分のもので、もう一つは神様のものです。
ところが、男の人生が終わりに近づくと、
ひとり分の足あとしか映し出されなかった情景が多いことに気がついたのです。
しかもそれは、男がもっともつらい思いをしていた時期ばかりでした。
男はなぜだろうと思い、神様に尋ねました。
「主よ、あなたはおっしゃいました。
私があなたの教えに従うと固く決心したときから、
あなたは生涯いつも私とともにいてくださると。
しかし、私の人生の最悪の時期には、ひとり分の足あとしか
残されていませんでした。あなたを最も必要としていたときに、
どうして私をお見捨てになられたのですか?」
神様は答えて言いました。
「私の大切な息子よ、私はお前を愛している。
決して見捨てはしない。ひとり分の足あとしかないのは、
そのとき私がお前を抱き上げて歩いていたからなのだよ」